聴導犬|横浜市磯子区の動物病院「洋光台ペットクリニック」

コラム

聴導犬

こんにちは☀

朝晩は冷え込み、一気に秋めいた季節になりましたね🌰

乾燥してくるので、体調管理に気をつけていきましょう☺

 

 

今回のテーマは聴導犬です。

聴導犬とは耳の不自由な方に、日常の音を知らせて生活をサポートしてくれます🔔

目覚ましの音、チャイム、赤ちゃんの鳴き声、警報機など

様々な音を覚えて、離れた場所で鳴っていてもユーザーを音源まで誘導します✨

 

介助犬と言ったらラブラドールレトリーバー等の大型犬のイメージですが

聴導犬はそれ以外にチワワやプードル等の小型犬もなれるんです🐾

 

 

●聴導犬の一生●

 

☆候補犬の選抜

 

聴導犬候補として繁殖された子をボランティアのもとで1歳まで育ててもらい

その間に日本補助犬協会訓練センターなどで行われる「しつけ教室」や

担当職員による「自宅訪問」の指導で人社会で生活するマナーを覚えます✎

 

捨て犬を動物愛護センターから引き取り、訓練をします。

その後「良き家庭犬テスト」と「音反応テスト」を行い、適正があるかを確認します☘

 

③耳の不自由な方がすでに飼っているペットを訓練します。

保護センターからの子と同じく「良き家庭犬テスト」と「音反応テスト」で適正判断をします💡

 

 

〜・〜良き家庭犬テスト〜・〜

おやつの袋の音や、他の犬とのすれ違い、自転車や車などに惑わされずに冷静でいられるかや

待てやふせのコマンドを長時間継続できるかが問われるそうです😳

 

 

 

☆訓練

選抜された候補は「待て」や「座れ」の基本訓練

商業施設などでの社会化訓練

レストランでの飲食訓練

電車やバスの乗り物訓練

などを約10ヶ月間行います🚌

 

☆合同訓練

単独での訓練終了後、将来のユーザーとの合同訓練が始まります。

訓練センターの宿泊施設とユーザーの自宅で行われます🏠

ユーザーはこの間に犬の飼い方とコミュニケーションのとり方を学び、候補犬は実生活の中の音をユーザーに的確に伝える訓練を行います。

 

☆認定試験

厚生労働大臣が認めた指定法人(日本補助犬協会)で行います。

 

☆卒業

試験合格後、聴導犬の誕生です👏

聴導犬は2歳〜10歳まで活躍します。

協会職員は定期的に自宅訪問をして、スムーズに生活が送れるようにサポートするそうです。

 

 

☆引退

10歳をすぎると引退犬ボランティアや、一般家庭、ユーザーのもとで余生を送ります。

 

 

 

以上が聴導犬の一生です❀

 

聴導犬はマントに「聴導犬」と記載されています。

町中でそのマントを着たワンちゃんがいたらお仕事中ですので

むやみに触らず、そっと暖かく見守ってあげましょう☺

 

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