警察犬|横浜市磯子区の動物病院「洋光台ペットクリニック」

コラム

警察犬

はじめまして

今年から洋光台ペットクリニックで動物看護師として働くことになりました山下翔太郎です!

飼い主様そして動物さんたちに少しでも寄り添えるように日々努力していきますのでよろしくお願いします🙇

 

 

今回は警察犬についてお話ししていきます。

警察犬には各都道府県が管理し訓練している直轄警察犬と、民間の訓練所が訓練している嘱託警察犬の2つに分けられます。直轄警察犬は警察犬全体の1割程度となります。

直轄警察犬は日本警察犬協会が7犬種(ジャーマン・シェパード・ドッグやラブラドール・レトリバーなど)を指定しているのに対し、嘱託警察犬は指定犬種以外にも認められたケースがあります(柴犬やチワワなど)。

警察犬は、 人間の約4000倍以上あると言われる嗅覚を使い、犯人の追跡や証拠品の収集をし、捜査活動を支援するのを任務としています。

犬種としては、様々な能力が高く作業犬として優れているシェパードが多いです。

 

今回は直轄警察犬についてお話していきます。

 

⭐️一人前になるまで⭐️

・テスト期間

訓練所入所(生後12か月)

担当者と親和を図はかり、 飼育訓練を通じて警察犬としての適正を見みます。

 

・親和、しつけ~訓練

排便のしつけ、持来欲(物を持って運んでくる性質)・集中性を育成します。

追及訓練・臭気選別訓練(約6ヶ月)

 

・検定

初級~上級~特別上級

上級検定に合格できれば犯罪現場において活躍します。

 

⭐️引退はいつ?⭐️

警察犬には引退年齢はありません。

10歳くらいで引退することがほとんどのようです。

警察犬は警察が管理する犬で、国の所有物という扱いになるため、基本譲渡などはされないそうです。そのため、引退後は警察管内で暮らしていくことになります。引退後も、啓発活動やPR活動などで活躍する警察犬もいるようです。

 

このように、私たちと一緒に暮らしている家庭犬とは違い、小さい時から引退後も私たちの安全を守るために日々訓練や捜査等をしてくれていることには感謝しかありませんね☺️

警察犬が私たちの生活を守ってくれているように、一緒に暮らしているワンちゃん、ネコちゃんたちの生活・健康を私たちで守っていきましょう!

 

ち・な・み・に

「きなこ~見習い警察犬の物語~」という映画で内容は訓練士の話についてですが警察犬についても知ることができオススメですよ。

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