犬の社会化期について|横浜市磯子区の動物病院「洋光台ペットクリニック」

コラム

犬の社会化期について

今年の4月より入社致しました動物看護師の川畑です!飼い主様と動物達に寄り添えるよう頑張りますのでよろしくお願い致します!

 

今回は犬の行動発達の中の社会化期についてお話しようと思います。
犬の行動発達とは大きく分けて4段階あります。


新生児期(0~2週齢)
移行期(2~3週齢)
社会化期(3~12週齢)
若年期 (生後6~12ヶ月)
の4段階です。
この4段階の中で最も行動発達に重要な時期が”社会化期”になります!

 

【社会化期とは?】

社会化期とは感覚機能や運動機能が著しく発達し様々な刺激に慣れることで”社会順応能力”を身につける時期のことです。
犬🐶 では生後3~12週齢(猫🐱 では生後2~7週齢)と言われています。

◎3~5週齢→人や新たな環境に接しても恐怖心や警戒心を表さない
◎6~8週齢→好奇心旺盛な行動を示す(感受期のピーク!)
◎8~10週齢→社会化期の中で特に警戒心が強くなる(恐怖の時期)
◎12週齢を過ぎる頃にはこのような反応が明瞭になり事実上社会化期は終了

この時期に様々な刺激に慣らす事で将来の恐怖心や問題行動を防ぐことに繋がります✨

 

【どんな事に慣れさせればいい?】

①環境に慣れさせる

→家の中にあり日常的に利用する、掃除機やドライヤーなど動いたり音が出たりするもの。
(まずはものを動かさず音に慣らし少しずつ動かしてみるなどすると良いでしょう✨)
→外の環境では、他の犬の鳴き声やサイレン、トラックやベビーカー等
(いきなり対象の刺激に近づくのではなく少し離れたところから、慣れてきたら徐々に近づくなど犬の様子をみながら行いましょう✨また、お散歩デビューができるまでは抱っこ散歩やペット用カートでのお散歩も良いでしょう🌼)

 

②人に慣れさせる

→飼い主さんやその家族、狂犬病ワクチン接種後家族以外の人にも積極的に会わせる機会を設けてみましょう!(対象の人におもちゃで遊んでもらったり、ご褒美を貰ったりしてもらうのも良いでしょう✨)

 

③犬同士の関わり

→他の犬に対して興奮しすぎたり、恐怖心を抱かないよう少しずつ慣れさせましょう!

ただし、感染症予防の為ワクチンプログラムを終了するまでは離れた場所から、又は抱っこ散歩やカートでの散歩をしながらなど距離をとって慣れさせましょう。ワクチンプログラム終了後、お互いの了承を得た上で慣れるまでお互いにリードをした状態で無理なく犬の相性をみながら行うのが良いでしょう!
(パピー教室等を利用するのも良いでしょう✨)

 

④身に着けるものに慣れさせる

→主に首輪やリード、ハーネス、ブラシ、歯ブラシ等日常的に身に着けたり触れたりするものも少しずつ慣らしましょう!
(まずはものを見せて見たらご褒美をあげる等その物が出てきたらいい事があるよ!と少しずつ段階を踏んで慣らすのが良いでしょう✨)

 

【慣らす際のポイント💡】

◎無理強いしないこと

→子犬の様子を見ながら怖がったり興奮したりしたら無理をせず一旦その刺激から離れ少しずつ慣らしましょう。

 

◎叱り方

→叩いたり、マズルを掴んだりの体罰は犬に強いストレスや恐怖心を与え、攻撃性を引き起こす事があり、飼い主さんとの信頼関係が崩れてしまうことにもなります。叱る際は声のトーンを下げ短く決まった言葉を使うのが良いでしょう!(問題行動をやめた際はしっかり褒め、叱る時との差をしっかりつける事が重要です✨)吠えたり、噛んだり問題行動を起こす場合は無視をする又はその場を離れるのも一つの方法です。

 

◎遊びながら信頼関係を築く
→様々な刺激に慣らす際にネガティブな印象ではなくポジティブな印象に変えることが重要です。社会化期では飼い主さんとの信頼関係がとても必要です!積極的にスキンシップやコミュニケーションをとることで”この人といると楽しい!”と安心感を与え信頼関係へと繋がります✨

 

◎子犬の性格、体調に合わせる
→子犬の性格は一頭一頭違います。犬種によっても、同じ犬種でも個体差はあることを理解し愛犬に合わせて少しずつ段階を踏み慣らしてあげる事が重要です!ただし、できないからと過度に甘やかすことで犬は「自分の要求は全て通るもの」と誤って学習してしまうことに繋がります。「できないから」といって避けるのではなく根気強く続けることが大切です🔥

 

いかがだったでしょうか?
犬の行動発達を理解してあげる事で普段犬が吠えたり怖がったり怒る理由の捉え方が変わるのではないでしょうか。社会化期を過ぎてしまった成犬でも社会化が不可能ではありません。
社会化が難しい場合は無理をせず、ドックトレーナーやしつけ教室など専門家に相談するのも良いでしょう✨

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