本来の意味でのセカンドオピニオン
セカンドオピニオンに対し間違った伝え方をしているテレビ番組を見ることがあります。町のクリニックで見落とした重大な疾患を名医が探り当てることがセカンドオピニオンと勘違いしてしまうような放送をしていることがあります。セカンドオピニオンとは町のクリニックより信頼できる有名な医者に診てもらうことではありません。
本来は同じ疾患に対して様々なアプローチがある場合に、その動物に対してどの方法をとるべきかを、様々な先生から意見を聞くことをだと思っています。意見のひとつとして、より専門性の高い先生からのアドバイスが必要な場合には、サードオピニオンを提案することもあります。誰が良いとか悪いではありません。その動物の状況をきちんと把握して、現在のベストな方法を自分の意見としてきちんと言えることが、本来の意味でのセカンドオピニオンだと思います。