多飲多尿|横浜市磯子区の動物病院「洋光台ペットクリニック」

コラム

多飲多尿

こんにちは。

まだまだ暑い日が続きますね☀

 

お家のわんちゃん、ねこちゃんが

最近やたらお水を飲む。

なんてことはありませんか???

 

暑いから?だけではないかもしれません。

 

今回は、多飲多尿についてお話したいと思います。

 

🔶多飲多尿とは

文字の通り、たくさんお水を飲み、たくさんのおしっこをします。

 

正常な必要量は1kgあたり50−60mlと言われています。

(実際は、ウェットフードなどのご飯から摂取する場合もあるので、

必ず上記のお水が必要というわけではありません。)

1kgあたり100mlを超える飲水があると多飲になるかもしれません。

 

お家でどのくらい飲んでいるかを正確に測るのは難しいと思います。

確認チェックリスト

◻お水の入れた器がすぐに空になる

◻ペットシートを頻繁に交換する

◻おしっこの色が薄い

◻トイレを我慢できなくなる

 

上記を参考にすると多飲の目安になるかもしれません。

 

🔶多飲多尿は病気のサイン?

診察時に、お水はたくさん飲みますか?と聞くことがあります。

多飲多尿が何らかの病気の症状の可能性があるからです。

 

🔶どんな病気があるの?

①腎臓病

②ホルモンの病気

・クッシング症候群

・アジソン病

・糖尿病

・甲状腺機能亢進症

・高カルシウム血症  など

③重篤な炎症

・子宮蓄膿症

・膵炎  など

④肝不全

 

など様々な要因で多飲多尿の症状を示す病気があります。

 

🔶尿検査

上記であげた病気のなかでも、腎臓病、糖尿病は尿検査で

わかる場合があります。

(確定診断には他の検査が必要な場合があります。)

 

・尿の濃さ(尿比重)をみることで腎臓が尿を濃縮できているかを

調べることができます。

 

試験紙検査で色の変化を観察し、尿中に糖、ビリルビン、ケトン体、潜血、

尿中タンパクの有無を判定します。

 

🔶まとめ

多飲多尿以外に症状がある場合

元気喪失、食欲低下、下痢、嘔吐など

すぐに治療が必要な場合もあるので様子を見ずにご連絡ください。

血液検査や超音波検査など他の検査が必要になる場合もあります。

 

たくさんお水を飲むからといってお水の制限はしないように

してください。脱水症状に陥ってしまいます。

 

お家のわんちゃん、ねこちゃんが最近よくお水を飲むかも?

と思ったら遠慮なくご相談ください。

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