犬とのキャンプの過ごし方について|横浜市磯子区の動物病院「洋光台ペットクリニック」

コラム

犬とのキャンプの過ごし方について

こんにちは。四月に入ってから、過ごしやすい気温と天候が続いていますね!

今年こそはお出かけをするという方もいらっしゃるのではないでしょうか???

先日、私は友人とキャンプへ出かけてきました。桜の咲いていた時期だったので、お花見もできて最高の日となりました。

利用したキャンプ場はペット可の場所だったため、ワンちゃんと一緒にキャンプを楽しんでいらっしゃる方もいました。

 

今回は、ワンちゃんを連れてのキャンプの過ごし方ついてお話したいと思います。

 

 

 

まず、利用するキャンプ場がペット可かどうか確認をしましょう。

また、ほとんどの場所では『狂犬病予防接種証明書』『混合ワクチン接種証明書』の提示が求められることがあります。確認の上、持参することを忘れないようにしてください。

万が一、証明書を紛失された場合は再発行できますので、お問い合わせください。

 

<キャンプ場に着いたら・・・>

キャンプ場に着いたら、まずはテントやタープの設営です。設営が終わったら、ワンちゃんをキャリーから出してあげた方が気をとられずに設営できます。それまではケージなどでキャンプ場の雰囲気に慣れさせてください。

 

リードをペグトップにつけ、しっかり繋いでおく必要があります。キャンプ場によってはリードを繋げられる場所がない場合があります。長めのペグトップを準備しておくとどこでもリードをつなげるので便利です。

キャンプ場によっては花火がOKな場所もあります。音にびっくりしてパニックにならないように注意をしましょう。リード繋いでおいても首輪やハーネスがゆるかったりすると抜けてしまったり、係留ペグが外れてしまうことがあるので常に確認してください。

 

キャンプに慣れるまで寝るときはワンちゃんをキャリーに入れてあげる方がいいかもしれません。ソフトキャリーがあれば折りたためるので便利です。寝ている間にテントをすり抜けてしまったり、破いたりしてしまう可能性があります。様子を見ましょう。

 

<トイレについて>

キャンプ場に限らず、排泄物の後始末は飼い主の責任です。キャンプ場によっては犬のトイレはドッグランのみという場所もあります。事前に確認しておいた方がいいでしょう。ワンちゃんがおしっこした後は水で洗い流してください。うんちは持ち帰りましょう。

テント内でトイレをさせる場合はトイレトレー、もしくはポータブルトイレを用意してあげてください。排泄物を持ち帰るのがほとんどであるため、臭いを軽減してくれる≪ウンチ袋を使用するといいかもしれません。

 

<ごはんについて>

ごはんは小分けにして滞在数よりも少し多めに持っていくとよいでしょう。万が一、ワンちゃんに食べられてしまったり、キャンプ場によっては野生動物や野良猫に食べられてしまう可能性もあります。また、いつもと環境が変わるため、ごはんを食べないこともあります。美味しいごはんやおやつを多く持っていくと良いでしょう。ごはんやおやつの保管場所はワンちゃん食べられないように気を付けてください。

キャンプ場ではいつも以上にいい匂いがします。ちょっと目を離したすきにお皿の上にあったお肉や食材がぺロリ…ということもあります。万が一、口にしたものがワンちゃんに中毒を起こすものだと大変です。調理のときや食事中に限らず、散歩中の拾い食いにも気を付けましょう。

 

<予防について>

キャンプ場では茂みが多い場所がほとんどです。ノミ・マダニ、時期によってはフィラリアの予防をしましょう。洋服は防寒対策以外にもワンちゃんを泥汚れや害虫から守ってくれることがあります。何枚かあるといいかもしれません。

万が一、マダニに刺されたのを見つけた場合は自分では取らずに病院で処置を行ってもらってください。無理に取ろうとするとマダニの口器が残ってしまうことがあります。

これからの時期、蚊よけ対策としてペット用の蚊取り線香も用意しましょう。

 

<気を付けたほうがいいこと・あると便利なもの>

タオルやティッシュ、ペット用のウェットティッシュは足ふきや体が汚れてしまったときなどのあると便利なので多めにあると役立ちます。

 

キャンプ場でのもしものケガや病気になったときのためにキャンプ場近くの動物病院を探しておくことも大事です。

 

夜は暗くなるためにワンちゃんがわかりづらくなることがあります。光る首輪やペットライト、蛍光テープがついた洋服を装着してどこにいるか確認してください。

 

普段は迷子札がつけていなくてもキャンプ場に連れていくときは、万が一、脱走してしまったときのこと考えて身につけておいた方がいいかもしれません。もしくは、マイクロチップを装着するのも一つです。

 

慣れない環境での不安や野生動物、子供に反応して吠えてしまうことがあります。他の場所へすぐに連れて行くか車の中でクールダウンさせましょう。

 

犬は人よりも地面との距離が近いので気温が上がるこれからの時期は熱中症になりやすくなるので注意が必要です。また冬場は防寒対策として、洋服や毛布、湯たんぽで調節をしてあげてください。

 

 

初めてキャンプへ連れて行く場合は、まずは公園やデイキャンプから始めていき、少しずつ外への環境に慣れてから始めるのもおススメです。

 

 

ページトップへ戻る