なぜ猫はまたたびが好きなの?|横浜市磯子区の動物病院「洋光台ペットクリニック」

コラム

なぜ猫はまたたびが好きなの?

こんにちは!

関東も梅雨入りしましたね☔️

暑い日も多くなり体調も崩しやすい時期なので

体調管理にも気をつけたいですね。

今回は猫ちゃんを飼っている方なら一度は聞いたことがある「またたび」についてお話ししたいと思います😊

 

🔶またたびとは

またたびはマタタビ科の落葉つる性の植物で、日本各地の山地などに自生しています。

6~7月に香りのある白い花が咲き、その後果実ができます。

またたびの果実は本来どんぐりのような形をしていますが、果実ができる前にマタタビミタマバエやマタタビアブラムシなどの虫が寄生すると、ぼこぼこした虫こぶ(虫癭果(ちゅうえいか))となります。

この虫こぶとなった果実には様々な薬用成分が含まれていて、生薬の木天蓼(もくてんりょう)として、鎮痛、保温、利尿、疲労回復などの目的に利用されています。

 

また、キウイフルーツの木もマタタビ科マタタビ属の植物なので、乾燥させるとまたたびと同じ効果があります!

 

またたびを見せると、体をこすりつけたり、転がったり、うっとりした表情になったりする猫ちゃんもいますよね😸

なぜ猫はまたたびが好きなのでしょうか?

 

🔶最近わかってきた理由

長い間、猫がまたたびに反応する理由ははっきりとわかっていませんでした。

しかし近年、岩手大学や名古屋大学などの研究グループによる研究で、またたびに含まれる「ネペタラクトール」という成分が関係していることがわかってきました。

この成分には蚊を寄せ付けにくくする作用があり、猫がまたたびに顔や体をこすりつけたり転がったりすることで、体に成分を付着させている可能性があると考えられています。

また研究で、またたびに反応している猫では、β(ベータ)エンドルフィンと呼ばれる神経伝達物質が放出され、気分が高揚し、幸福感を感じることが知られています。

 

🔶葉をかじるのにも理由がある?

猫ちゃんによっては、またたびの葉や枝をかじることがあります。

研究では、葉を傷つけることでネペタラクトールがより多く放出されることも確認されています。

猫自身は「蚊よけをしよう!」と思っているわけではありませんが、本能的な行動として身を守ることにつながっているのかもしれません😊

 

🔶反応しない猫ちゃんもいる

またたびへの反応には個体差があります。

ほとんど反応しない猫ちゃんもいますし、子猫では反応が見られにくいこともあります。

反応がないからといって異常ではありませんのでご安心ください🐾

 

🔶与えるときの注意点

またたびは適量であれば楽しみのひとつになりますが、与えすぎると興奮しすぎてしまう場合があります。

特に初めて与える場合は少量から様子を見てあげましょう。

また、病気の治療や予防のためのものではありませんので、与えれば健康になるというわけではありません。

 

猫ちゃんがまたたびに夢中になる姿はとても可愛らしいですよね😊

実はその行動には、蚊を避けるための本能が関係しているかもしれないことが近年の研究でわかってきました。

まだ解明されていない部分もありますが、猫ちゃんの不思議な習性のひとつとして楽しんでいただけたらと思います🐱✨

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